アルバイト経験

子どもが高校に進学すると就労についての意識が高まります。親としては将来きちんと働けるのか、我が子に合う仕事は見つかるのか、障害をカミングアウトして働くべきなのかいろんな不安があると思います。アルバイトをするのが可能な高校であれば、働くことにチャレンジするのもよいですね。今回はアルバイト経験のある発達障害の3人の高校生の保護者のお話を紹介します。

①Aくんのケース

早く働きたいという気持ちからバイト。始めたけど、自分の不得意な作業が多くて結果、研修期間で終了してしまいました。
でも、前より声が大きく聞き取りやすい早さになった気がするし、働く大変さを知って私に「お疲れさま」って言ってくれる様になりました。さらに、人と接する事に前向きになり、買い物など一人で行けるようになりました。

働くことの大変さ、バイトを探す時に自分に合ってるか確認してから探す事を学んだと思います。

②Bさんのケース
高一になり、年末年始のアルバイトを経験しました。親としては、挨拶やマナー、仕事の能率、全てにおいて不安な子なので本当に心配でした。
仕事の様子は見れないので、余計に…
「きちんと仕事できてる?」「挨拶してる?」と毎日聞く心配症な母に娘がイライラし、喧嘩になったことも。
期間が終了し、最後の日に「よかったら来年もよろしく」と担当の上司が声をかけてくださったとのことでほっとした反面、社交辞令かなとも思っていました。
高二になり、1年たった先月、手紙が届き開封してみると今年の年末アルバイトの申し込みでした。
もちろん有難くすぐに申し込みをさせていただきましたが、なぜか向こうの不手際で担当の方に届いてなかったらしく、「まだ申し込みされてないようですが検討してもらえますか?」と向こうからお願いの電話までかかってきました。
再採用していただけることに感謝とともに、娘のことを信じようと思えた出来事でした。
今年は気持ちよくバイトに送り出してあげようと思います!

③Cくんのケース
息子は一番したいこと(音楽)で将来の職業を考えていますが、それだけでは食べていけないと思っているようで、副職の仕事を探しているようです。
まずは将来について彼なりに考えていること、そしてどんな仕事が自分に合うか試そうとしていることに感心しました。
はじめのアルバイトに選んだのは新聞配達でした。履歴書を書き、面接を受けて、スタートしました。
始めて4ヶ月たちますが、始めは母が起こす日もありましたが、朝起きも習慣になってきて、自分で起きられるようになってきました。
また、季節の服装を選ぶことに、意識の薄い息子でしたが、寒いときには上着を着たり、重ね着したり調節ができるようになってきました。
給料の振り込みに銀行口座を開設したり、貯まったお金を下ろしたり、一つ一つが新しい社会体験です。
今月は貯まったお給料でギターを購入しました。欲しいものを自分の働いたお金で買う経験も初めてでした。
失敗もあります。新聞が余ってしまった(どこかに配達忘れ)ことがあり、自分で適当に同じ家に2部配達してしてしまったことがありました。お客様から連絡があり、会社の方が対応してくださいましたが、困ったことがあったら、自分で判断せず、すぐ会社に報告する大切さも学びした。
一つ一つ社会勉強だと感じています。
今度は、動物関係の仕事がしてみたい、と言っています。
社会に出る前に、働くことの体験ができることは大切なことだと感じています。

3人の体験談いかがでしたでしょうか。
アルバイトは自分の進路を意識するためにも、様々な成功経験や失敗体験をつむためにもいいですね。個人的には校則で禁止されている学校も多いことにちょっと驚きますが、ある意味最大の勉強だと思います。